長い資産形成、旅の途中

投資について勉強する旅の途中 

マカオのカジノで投機と投資の違いを考えたよ

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マカオのカジノに行った時の話。

当時、カジノで「大小*1をやってみたくて軍資金5万(ショボい)を

握りしめてカジノへ行ったことを思い出す。

 

そこは金ピカでギラギラしていて、人々の熱気が凄まじかった。

1日目は2万のプラス

2日目は5万のマイナス

3日目はマイナス2万

でトータル マイナス5万ですっからかんに。

 

このギャンブルを通じて幾つかの学びがあった。

  1. ランダムに見える現象から何かしら法則などを見てしまう欠点
  2. 同じ金額でも損した痛みは得した喜びと同じではない(プロスペクト理論
  3. 損切りは絶対に必要
  4. アドレナリンが出ている状態はヤバい(正常な判断ができない)

1について簡単に言えば

サイコロの目が「大」か「小」かは完全に

ランダムなハズなのに「大」が3回出てるから

次は「小」のハズだと無意識に考えていた。

 

2.2日目に最初はプラスで一気に2万失った。

  その時のガッカリ度は1日目とは

  比較にならないほどだった。

  同じ2万なのに、損失の方が遥かにダメージが

  大きかった。

  結局その2万の負けを取り戻すために

  さらに3万失い、2日目はトータルで5万の

  マイナスに。

  損失と儲けには同じ金額でも感じ方は

  同じではなく、損失の方が圧倒的に苦しみが

  大きい

 

3.損切りは絶対に必要。

  これは投機(ギャンブル)、投資に関わらず。

  でも特に投機での必要性については強調しても

  強調しきれないほど。

  実は裏話があって、ギャンブルに使う金は現金で

  5万持っていったのですが、3日目に現金が

  なくなった後カジノでクレジットカードで

  コインが買えることが

  わかり2万円追加しました(涙)

  この2万が4万になって、換金しようと思い

  換金所の前まで行ったけど、もっと儲けてやろうと

  思い振り返り、「大小」のテーブルへ。

  そこであっさり2万負けた時点で終了にしました。

 

もしここでクレジットカードを使ってさらに

賭けていたら僕のマイナスはさらに

膨らんでいたでしょうね。

極端な例で言えば大王製紙の前会長みたいに。

 

 4.賭け(投機)をしている時って何故か

   僕みたいなネガティブ人間でも

   スーパーポジティブ人間に大変身するんですよ。

   アドレナリン全開なので勝てる、もしくは損失は

   すぐに取り戻せるって全く根拠ないのに思える。

   クレジットカード使った例から分かるように

   歯止めも効かなくなってしまうんですよね。

 

 

カジノで学んだこと

投機と投資の違いがもっと理解できるようになりました。

これは僕なりの解釈ですが、

投機の特徴  

アドレナリンが出た状態でしやすい

やたら強気になる、やたら楽しい

損切りのルールがない

まともな理性が働いていない

投資対象を買う・売る根拠がない

 

投資の特徴

損切りのルールがある

投資対象を買う・売る数字的裏付けがある

(例えば財務諸表、決算など)

 

 

 投機って楽しいんですよ。中毒性があるのは分かる

あれから僕はもうカジノには行っていません。

 

そして残念なことにこの記事を書いてると

僕のポートフォリオはほとんど投機であると

強く感じるのであります。

 

それでも僕は思うのです。

投機も悪くないなと。だって人間だもの。

 

ここら辺の人間の心理については名著があるので

一読することをお勧めします。

 

*1:サイコロ3つ振って数字の大、小に賭けるシンプルなゲーム」